昔と違う原料アルコール事情

 メイン商品のベースアルコールを何にするか?

 現在流通している主流はモラセス、つまりサトウキビ原料。モラセスは(砂糖精製時に最後に結晶化できない甘い糖蜜部分)。

ほんの数年前まではモラセス以外は米、小麦、コーン、ジャガイモなど原料がはっきりしないミックスが主流で作り方も・・・・。知らない方が良いかもなのが現状だったらしいが

 今は、非常にクリーンにそして米やコーンなんかも選べる。

 今回仕入れるベースアルコールはどの原料でも約11m、120段の連続蒸留器で精製されて基本無味無臭。製品の検査項目も残留農薬から不純物のメタノール、アセトアルデヒドなどのその他のアルコール類、重金属、塩化物、硫化物まで分析限界以下と保障されており昔の原料アルコールとは違い悪酔いするとされる成分は一切含まれていない。

 試飲サンプルを出してくれるということで、実際に試飲してみた。

用意したのはモラセス、コーン、米、某50%のス○○○ウォッカ。

原料アルコールは95%そのまま、半分に加水、3倍に加水で比べてみた。


驚くほど差がない。

さすがにウォッカは製品化されているだけあって明らかにアタックがマイルドで柔らかいが味は大差ないぞ!

原料別の原料アルコールを比べてみると

若干、アルコールに厚みがある、アルコールのアタックの強弱、ほのかな香りで判別できなくもないけど、訓練をしてなければわからないぐらいの差しか感じない。

 オレンジジュースやパイナップルジュースで割ってみると、柔らかさに差を感じやすくなった。原料の相性の所為もありモラセスが一番柔らかく仕上がる。ラムとフルーツは相性が良いせいなのだろうか?

差を無理に表現すると

米 若干の旨味を感じてバランスが良い。

モラセス ややアルコールの刺激が強いがフルーツとの相性が良い。

コーン 若干の香ばしさを感じる。そのまま飲むならば一番良い。

と思った。


その結果、しばらくは米のベースのアルコールで行く事にしました。

某、京都のメーカーでも採用されてらしいです。

米アルコールは日本で流通している原料用アルコールでは一番上質とされていて、一番高級、流通期間も限られていたりと色々気難しい奴ではある。


 ベースアルコールの違いはなかなか経験できるものではないので(一般にはまず流通していない)貴重な経験でした。


東京クラフトリキュール/小規模手作りリキュールメーカー

2018年春 東京・板橋で操業予定の小さなクラフトリキュールメーカーです。 製造規模では国内最小規模の蒸留器で小規模生産のクラフトリキュールを作りを始めます。 コンセプトは国産の果実やハーブを使用し世界にないお酒を造る事。 小規模生産の強みを生かして大手メーカーでは作らないような変わった材料やレシピでプロフェッショナル向けのリキュールを作る事。

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