酒造免許取得の難関「取引承諾書」

酒造免許を申請するにあたっていくつかの高いハードルの中で需要要件というものがあります。二つの意味があって、申請するジャンルの「市場の需要と供給バランス」と「販売見込み」があります。


「市場の需要と供給バランス」は、地域に同じようなメーカーが集中するのを防ぎ過剰な競争を防ぐためらしいのですが、現在、日本酒と焼酎の新規申請は出来ない。(市場に対して過剰にメーカーがあると判断される)。またビール(発泡酒)とワインもそろそろこの制限が出来るのでは?と言われている。

(この制限がかかった場合は、すでに持っているメーカーからライセンスを買い取るという方法をとるらしい、およそ1000万~とも言われている)

今回はリキュールなのでこの制限は関わってこないのでまずは一安心だけど


「販売見込み」は、つまるところ「買ってくれる人いるの?」を試作品が作れない段階で証明した書類が必要。「取引承諾書」というものをたくさん書いてもらう必要がある。

どれくらい必要かというと6千リットル分、700mlボトルで約8600本分。

 酒屋さんと飲食店などに製品が出来た際に買う予定です。という書類「取引承諾書」にサインをもらう必要がある。

 試作品があれば味で判断してもらえるのだが、勝手に作ると密造になってしまう(密造で捕まると数年間申請が出来ない)。すでにあるメーカーに委託生産してもらう方法もあるが私のような、蒸留法のリキュールを生産するメーカー自体が少ない。そこそこの規模のメーカーになってしまう、そこに委託するとトン単位じゃないと受けてもらえない。そもそも蒸留器に香りが移るからやだと言われてしまう。

よって試作品は作れない。この辺はビールやワインは委託生産を受け持ってくれるメーカーが数社あるので少し楽、リキュールも東京クラフトリキュールが操業できれば委託生産を承ります。

試作品なしで売り込むには夢を語るしかない。

 バーテンダーなので多くのバーや近隣の飲食店のコネクションで力を貸していただき、50件を目安に署名を集めていたのですが本日現在56件ものお店が協力して頂けることに!!

バーテンダーのつながりの強さと近隣の飲食店のやさしさに感謝感謝です。


酒屋さんの方は少し難航しております。板橋区内の酒屋さんに営業に回ると

 「リキュールは売れない」「あと数年で閉店するので~」「スーパーやネットで買う義理人情がない人が増えたのでお酒自体売れない」

となかなか酒屋さん自体の厳しい現状のため協力をしていただけるお店自体がすくない。


しかし、そんな厳しい中でも応援してくださる酒屋さんもあり

板橋区内では酒屋さん4件に協力いただけることになりました。

都内の有名酒店3件にも協力を頂きました。


予定の1/2まだまだ難航しております。


協力して頂ける酒販店様がおりましたら何卒よろしくお願いいたします。


←←東京クラフトリキュールに協力して下さったパートナーの詳細はこちらへ

素晴らしいリキュールを作って商売に役立てて貰い恩返ししたいと思っております。

良いリキュール造るぞー!!


進捗状況 40%

酒造免許 40%

 大幅に遅れておりますが、早ければ来週末、今年中には申請予定。

物件 50%

 →板橋区坂下1丁目の物件に内定しました。志村三丁目駅と蓮根駅の中間ぐらいの場所

内装工事開始は2月1日~予定

仕入れ予定先 70%

        → 醸造用アルコール 見積もり完了。

        → 農家さん 板橋区内3件 東京1件 柑橘1件 

               イチゴ・ハーブ類・柑橘 1件

               問屋さん3件

卸先・販売先 60%

        →酒屋さん 5件 33%

        →飲食店 56件 112%


検索用:カクテル 農家のリキュール 東京クラフトリキュール、ハンドメイドリキュール、手作りリキュール クラウドファンディング 委託製造 委託生産


東京クラフトリキュール/小規模手作りリキュールメーカー

2018 11月にリキュール製造免許を取得。東京・板橋で操業中の小さなクラフトリキュールメーカーです。 製造メーカーでは国内最小規模の蒸留器で超小規模生産のクラフトリキュールを作っております。 コンセプトは国産の果実やハーブを使用し世界にないお酒を造る事。 小規模生産の強みを生かして大手メーカーでは作らないような変わった材料やレシピでプロフェッショナル向けのリキュールを作る事。

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