幻のシナモン、ニホンニッケイ。

数年前、シナモン、カシア、ニッキ、みんな同じだよとスパイス屋さんに言われた。

プロでも同じだと思われている方が多いのが実状。

でも、少しづつ香りが違う。主に産地で分類している。


シナモン、広義にはこれらすべてを含むが狭義にはセイロンシナモン。スリランカのセイロン島の物が最上級とされる。Cinnamomum zeyianicum、セイロン島以外ではインド、マレーシアで栽培されている。カシアよりも爽やかでレモンを思わせるようなさっぱり感がある。

(小平市の都立薬用植物園園の温室で見られる。)


カシア、カッシアとも呼ばれるがシナニッケイ、チャイニーズシナモン。中国、ベトナム、インドネシア辺りが産地。漢方で使うのはもっぱらこちら。Cinnamomum cassia

セイロンシナモンよりも動物を思わせる濃厚な香り、イメージ通り漢方薬っぽい。


ニッキ、ニホンニッケイ。Cinnamomum okinawense 中国種が日本で独自に変異したジャパニーズシナモン。(一説には日本に入ってきたのは江戸時代なはずなんですが、そんな短期間で変異するのかはさておき学名が違うのです。日本のヤブニッケイとの交雑かもしれない)昔は、ニッキアメに使われたり、駄菓子屋に売っていた根っこを噛んでいたのはこれ。現在のニッキ飴は、セイロン・シナモンやシナ・ニッケ イを使っている。昔は西日本に広くあったそうだが、現在はかなりレアなものになっており、幻の品になっている。関東にも少量庭木に生えていたりしたらしいが今では植物園ぐらいにしかない。(小石川植物園、星薬科大の薬用植物園などにある。)

セイロンシナモンとカシアは良く流通しているが、ニホンニッケイは通常流通がなく、長い間探していた。今回この苗をやっと入手しました。

香りは、カシア寄りだが、ちょっとお茶っぽく明らかに香りが違う。

この香りも日本の忘れ去られた香りの一つだと思う。

こういった忘れられた日本の香りを東京クラフトリキュールではリキュールにしていきたいと考えている。


ちなみに、日本には

ヤブ・ニッケイ/Cinnamomum japonicum

 他のニッキよりもかなり香りが弱くて、ほんのりする程度。(板橋区の赤塚植物園にある)

その他

マルバニッケイ/高知肉桂/Cinnamomum daphnoides

 九州、西南諸島(小平市の都立薬用植物園園の温室で見られる。)

シバニッケイ/Cinnamomum doederlenii

 沖縄~奄美諸島に多い

ケシバニッケイ/

 マルバニッケイ×シバニッケイの交雑種 

ヤブシバニッケイ/

 ヤブニッケイ×シバニッケイの交雑種

ニレ・ニッケイ ?

などがあるらしい。

まだまだ知られていない日本の香りがある。いつか出会ってみたい。


スパイス全体に言えることだが過剰に摂取するとよくない。シナモン中に含まれるクマリンに注意喚起が出ている。クマリンは色々な植物に含まれていて、桜餅や杏仁豆腐、アマレットの香りがする物質でもちろんこれらに含まれている。つまりこれらの食品も過剰に食べるとよくない、先にお腹がいっぱいになるけど。


じゃあどれぐらいで良くないのか?

によると、セイロンシナモンでは364g、カシアで1.5g、菓子で253.3g、サプリメントで1.9gとある。

リキュールにした場合どれくらい使うのか?どんなに使ってもボトル一本程度で1~3g。

セイロンシナモンのリキュールだと100本。

カシアのリキュールだと1本以上一日で飲むと体によくない。

というかアルコールの害の方が多くなってしまうのでお酒全般に言える

飲みすぎさえ注意すれば全く気にしなくてよい量です。


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東京クラフトリキュール/小規模手作りリキュールメーカー

2018年春 東京・板橋で操業予定の小さなクラフトリキュールメーカーです。 製造規模では国内最小規模の蒸留器で小規模生産のクラフトリキュールを作りを始めます。 コンセプトは国産の果実やハーブを使用し世界にないお酒を造る事。 小規模生産の強みを生かして大手メーカーでは作らないような変わった材料やレシピでプロフェッショナル向けのリキュールを作る事。

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