レモンよりレモンらしいレモングラス?
学名:シンボポゴン・シトラトゥス /Cymbopogon citratus
別名: ウエストインディアン・レモングラス、コウスイガヤ(香りのするオガルガヤ属の総称)
イネ科オガルカヤ属の多年草/要冬支度
レモンの香りがするハーブはたくさんあるけど、レモングラスが東京では一番育てやすい。まずは、とっても丈夫、余り病虫害に困らない。収量もたくさん獲れる。香りは、シトラールを多く含むため、レモンにちょっぴり青っぽいハーブのニュアンスが加わった香りでレモンよりもレモンっぽい香りと表現する人もいる。 外見はススキと全く区別がつかないが香りですぐにわかる葉をちぎるとレモンの香りがする。東京では花が咲いたのを見たことがないが極まれに花が咲くらしい。冬には枯れてしまうので10月中旬にはすべて刈ってしまってこんな感じに干しておく。刈った後は冬支度しておくと寒い年(2017-2018のような)以外は大体越すことが出来て翌春に芽吹く。
学名:
「舟」を意味するkymbo=Cymbo 「ヒゲ」を意味するpogonが由来と考えられるらしいが船を造る際の材料にされたのだろうか?citratusは香りのシトラス=レモンような香り
別種:
ウェストインディアンがあるんだからやっぱりイーストインディアンがあったりあする。
Cymbopogon flexuosus 主にインドで生産されるレモングラス。
・利用
風味がとてもよく万人受けするのでハーブティでは最も多く配合される。料理にもタイのトムヤムクンスープ、カレーなど鳥肉や魚、シーフード料理大活躍。各種香料原料、石鹸~入浴剤、化粧品から調味料までかなり広く使われている。
お酒の材料としては,ボンベイサファイア・イースト、ボビーズジンなど最近のジンによく使われている。
防虫、殺虫、防腐、抗真菌性。発熱、沈静作用。集中力向上・認知症予防
防虫・殺虫効果が高く天然系の虫よけによく配合されているぐらい昆虫に全般に効く一方、レモングラスオイルには蜂を呼び寄せるルアー植物として利用されていたりする。ミツバチを引き寄せるフェロモン様の効果が確認されている。
コナジラミ除けを狙ったコンパニオンプランツとしても使われる。
また、認知症の改善効果やがん細胞のアポトーシス(プログラム細胞死)を誘導する効果なんかも報告されている。
成分
シトラール
ゲラニオール
シトロネラール
流通:
種子、苗、ハーブティー、精油
0コメント