ヒソップ
学名:ヒソップ・オフィシナリス /Hyssopus officinalis
別名:ヤナギハッカ
シソ科ヒソップ属の多年草。小低木化する。
紫、ピンク、白と花の色で品種が区別されて流通しているが紫色の花が最もポピュラー、それぞれ微妙に香りが違う。
東京でもよく育ち、越冬可能。初夏頃から開花する。夏の蒸れには少々弱く、夏の少し前に風通しがよくなるように大胆に選定すると夏枯れしにくい。バジルほどではないがシソ科全般の害虫に捕食される。ショウリョウバッタ以外には大きな被害は被ったことはない。
名前の由来は聖書に出てくる浄化用のハーブ「ezov」だとされるが、イスラエル周辺に生えていないので(サウジのアシール地方にあったら面白いんだけど)、別種のシリアオレガノ(バイブル・ヒソップ/Origanum syriacum)だとされているので由来があやふやになってしまっている。この辺ももっと厳密ではなくシソ科全部を一緒くたにezovって呼んでいたかもしれない、だとすると本種にシソ科代表になれるほどの何かがあるのだろうか?
・利用
料理用としてはちょっと使いづらいが香りと花の色が良いので料理の飾りにピッタリ。もっぱらハーブティーやお酒の材料として使われる。
お酒では、アブサンの3つ基本ハーブの一つ、シャルトリューズやベルモット全般、多くの薬草系リキュールに使用されている。
抗炎症作用・抗菌作用・去痰・咳止め・口内トラブル・健胃・胃腸の刺激・リウマチ
内服では花と葉をハーブティーにして、抗炎症作用・抗菌作用を期待して喉薬や去痰に使われたりした。なので咳止めドロップやマウスウォッシュなどによく配合されていた。
外用は聖書由来のためか浄化薬としての側面があり入浴剤として重宝された。
ブドウのコンパニオンプランツとしても有名で蜂類を呼ぶので受粉がしやすくなり収量が増えるのと多くの害虫の天敵である寄生蜂もよく呼ぶためと考えられている。蜂と相性がいいので蜜源としても利用されている。
成分
ツヨン、ピノカンフォン、カンファー
α-ピネン、β-ピネン
β-カリオフィレン
流通:
苗、ハーブティー、精油
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